今回は西宮市若草町のお客様より浴室のレバーが効かず水が止まらないとのご依頼です。
蛇口は【旧MYMの品番MS6115】デッキタイプの水栓で販売が終了しているものになります。使用年数は18年位です。現場到着時はお客様が元栓で水を止めていたので漏れていませんが、一度通水して確認すると結構な水が漏れています・・・切り替えカートリッジがの不具合で水漏れしているようですね。まずは交換する部品があるか確認してみます。切り替えカートリッジ品番は【KP720B】・・・調べてみると部品はあります。廃番になり無い部品もあるようですが、切り替えカートリッジはあるようです。
部品があるので取り寄せれば修理は可能です。ただ使用年数が18年ですので蛇口の交換も考えたほうが良い年数になります。お客様には修理、交換のそれぞれのメリットやデメリットをご説明させていただき、どちらの対応が良いのか決めてもらう事にしています。
切り替えのカートリッジも安いものではありませんし、サーモスタット部の不具合が起きれば、また修理が必要になり費用も。カートリッジを交換してもまた10年位はもつかというと、その保証は出来ません・・・1年前後でまた漏れてきた事例は全然ありますので。修理後、不具合があれば、本体側の問題になるので結局蛇口の交換になります。
今は出来るだけ費用を抑えたいのであれば、カートリッジの交換ですが、また不具合が起こる可能性が残ります。この先もしっかり10年は使っていきたいのであれば蛇口の交換の方が良いでしょう。
しっかりとお客様に説明させていただいた結果、今回は蛇口の交換になりました。基本的には私も蛇口の交換がお勧めにはなります。
交換することに決まれば早速作業していきます。
カウンターの点検口を開け、給水管と蛇口の接続部を確認します。
直管で蛇口に接続している場合があるのですが、その場合は給水管と給湯管の加工が必要になります。ここはフレキ管で接続してあるので、その必要は無いですし交換が楽にできます。
点検口から蛇口までが少し距離があり作業に少し手こずりましたが、無事取り外しが出来ました。デッキタイプの蛇口は二つの取付穴の芯々のサイズが3種類あり、その湯水の芯々が合っていないと取り付けできないのですが、常備している蛇口はすべて対応できるようになっているので、便利です。車に積めるのも限りがありますので、どの材料でもマルチで対応するものは助かります。昔はTOTOが出している蛇口だけでしたが、今は色んなメーカーが出しています。
今回は【LIXIL BF646TSG]】を取り付けました。
取り付け後、通水し水漏れがないことを確認して作業終了です。今の蛇口は15年前後で交換するほうが後のことを考えるといいと思います。修理で一時的に直ってもすぐ悪くなることは経験上、結構あります。修理したことで費用が高くつくという悪循環になってしまうこともあるので・・・・。
今回は浴室の混合水栓交換作業のご紹介でした。