今回は神戸市東灘区のお客様より、洗濯場の排水が詰まってしまったとのご依頼です。
洗濯排水の詰まりは、ユニットバスと同じように排水トラップで詰まっていることが殆どで、排水トラップを取り外し清掃すると改善することが多いですが、さて今回はどんな感じでしょうか？
洗濯場を確認すると、ドラム式の洗濯機でした・・・詰まっている状況より、ドラム式ってことが気になります。
ドラム式は重すぎます。基本、この仕事は一人で動いているので洗濯機を動かすのが、かなり困難になります。排水トラップを清掃するにも洗濯機を動かさないとできません。旦那さんがいらっしゃるときは手伝ってもらったりするのですが、ご訪問時は奥様一人です。困りましたね・・・。
とりあえず詰まりの状況を確認します・・・お客様にお聞きすると「洗濯パンから排水が溢れてきた」との事で、やはり排水トラップが詰まっているようですが・・・
この隙間しかないので、洗濯機を動かさないとやはり作業は無理そうです。作業員も一人呼ぶか、後日改めるのか・・・お客様にそのことをお伝えすると「私、手伝えますよ・・・逆に旦那だと無理だと思います。」との事で、いつも家庭内の力仕事は奥様がされてるようです、今回も洗濯機を動かさないといけないのが分かっていたようで、手伝おうと考えられてたようです。かなり助かりますが、さすがに女性の方なので気が引けるので、出来るだけお客様に負担が無いように考えてみます。
ちょっと試しに一人で持ち上げてみましたが、やはり重いです・・・ただ少しのサポートをして頂ければ、何とかなるかもしれません。
少しづつ洗濯機を動かしていき、最後だけ奥様に手伝ってもらい何とか動かすことが出来ました。
何とか動かせましたが、戻す方が難しそうですね・・・・。
洗濯機を動かすことが出来たので、早速作業していきます。
排水トラップに衣類の繊維や石鹸カスが貯まっていましたが、それより気になったのがヌメリです・・・かなり洗剤が残っている感じですね。
稀に洗剤を表示されている量より多く使ってしまう方がいますが、そうすると排水トラップや排水管に洗剤が残ってしまい汚れが溜まりやすくなってしまいます。以前築三年のお宅で洗濯排水の詰まりでお伺いしたのですが、排水マスまでドロドロになっており高圧洗浄をしたところ泡だらけになってしまった現場がありました。お客様に普段使っている洗剤の量を聞いてみると、かなりの量を使用していました。
決して量を増やすことで綺麗になるわけではありません・・・メーカーさんも適切な量を考えられているので、表示を守って使っていただくほうが良いです。
他の水回りの詰まりでも市販の薬剤を使い過ぎて詰まってしまったお宅もあります。なので綺麗好きの方がそうなることが多い感じがします。 使い過ぎた分は排水管に残ってしまい、詰まりの原因になるので、やりすぎは良くないですね。
今回のお客様にも聞いてみると、はやり多く使われていました・・・排水管内にも洗剤が残っている可能性も高いので、ローポンプで排水管内も洗浄しておきました。
何度かバケツで水を流して排水の状況を確認し、問題がなさそうなので洗濯機を戻していきます。
さあ、ここからが一番大変になりそうです・・・また少しづつ動かして途中で排水ホースを接続し、排水ホースが下敷きになってしまわないよう気を付けて設置します。時間はすこしかかりましたが戻せました・・・汗だくです。
最後に洗濯機に水を貯め脱水で一気に排水し、問題なさそうなので作業終了です。
今回は洗濯排水詰まり修理のご紹介でした。
