今回は芦屋市宮川町のお客様より、キッチンの排水が詰まって流れないとのご依頼です。
水回りの中でキッチンの排水詰まりは、トイレ詰まりと同様に多い依頼内容になりますね・・・キッチンなどは食べ物カスや油などがどれだけ気を使っていたも流れていくので、ヘドロや油などが固まり詰まることが多くなりますね。なので日々のメンテナンスがかなり重要になります。詰まりだしてから、市販の薬剤などで改善したとしても、一時的なものになり次に詰まった場合に悪化していることもあります。
普段から予防したり掃除することが必要です。因みに私は週に一度、シンク内に45℃くらいのお湯をため一気に排水したりしていますね。大量のお湯を流すことで汚れなどが剥がれて流れていってくれます。ただ、詰まりかけの時にこれをしてしまうと、排水管からオーバーフローしてしまうので、あくまで排水管がある程度綺麗な時に有効です。
ネットなどには詰まったときの対処方法などが良く紹介されていますが、詰まりの状況によって適切な処置をしないと余計に酷くなってしまう事もあるので、状況にあった方法を試す必要がありますが、その判断が難しいと思います。なのでまずは日々のメンテナンスが必要ですね・・・市販の薬剤も詰まってから使うのではなく、日々のメンテナンスに使うほうが、個人的には良いと思います。
さて、今回の詰まりの状況ですが、お客様がトラップを外されている状態で覗いてみると排水ホース辺りで水が貯まっている感じです。
いつも通り、オーバーフローしていないか排水管との接続部を確認してみます。
接続部は特に異常はなさそうです。ここは築13年位なのですが、最近排水時にポコポコ音がしていたみたいで、今日になるとほとんど流れなくなってしまったようです。排水時に今回のようなポコポコ音がするときは、汚れが酷くなっいぇいる典型的な症状になるので、排水時にいつもと違う音がするなどの場合は早く対応したほうが良いですね。そのまま使い続けると、今回は大丈夫でしたがこの接続部から排水がオーバーフローしキッチン下が排水だらけになっている現場はよくあります。そうなると自然乾燥させるしか方法が無いのでフローリングが傷んでしまったり、匂いが残ってしまう事もあります。
接続部は問題なかったので、屋外の排水マスを確認しに行きます。
排水マスを確認すると、油が固まって排水管を塞いでしまっていますね。このトラップ桝のご紹介も何度かしていますが、この排水マスはキッチンから流れてくる食べ物カスや油などが排水管に流れていかないよう留めておく為に設置されているので、当然溜まってきます。なのでこの排水マスも定期的に溜まっている物を取り除かないと排水管を塞いでしまい流れなくなってしまいます。当然ここまでの状態になってしまうとキッチンまでの排水管も汚れが酷くなっています。
状況をお客様にお伝えし、いつも通り高圧洗浄で洗浄していきます。
トラップは外せるようになっているので、取り外して溜まっている油などを取り除いていきます。取り外さないと作業しにくいのですが、稀に接着されていることもあります。臭いもすごいのでマスクを使用したほうが良いと思います。
溜まっていた油を取り除けば、排水管内を洗浄していきます。
排水管内が綺麗に洗浄できれば、一度キッチンから排水し流れを確認します。この時はシンク内にかなり水を貯め大量に排水しても大丈夫なことを確認し、問題なさそうなのでトラップを元に戻して作業終了となります。
トラップ桝も定期的に清掃することで詰まる可能性をかなり軽減できるので、一度確認してみてください。
今回はキッチンの詰まり修理のご紹介でした。