今回は西宮市北六甲台のお客様より、キッチンの蛇口が水漏れしているとのご依頼です。
蛇口はTOTOのTKHG31EH、食洗器用の分岐金具がついているシングルレバー混合水栓です。水漏れ箇所はスパウトからポタポタと水漏れしているので、カートリッジの不具合ですね。このタイプの蛇口はTOTOの蛇口でよく使われている【THY582N】というカートリッジを使っているのですが、車に在庫しているのですぐに交換することが出来ます。一応、他にも水漏れなどが無いか給水の接続部なども確認してみます。
収納部から確認してみると変な接続をしています。昔に何かやり替えたんでしょうか?なかなかしない取り付けになっていますね。無駄にややこしくなっている感じです。
何やらフレキ管にアルミテープが巻いてあったり、無駄にフレキ管を使っています。水漏れなどを起こしているのかなと思い確認しましたが、大丈夫のようです。なぜアルミテープを巻いてあるのかはお客様も分からない様です。よくよく話を聞けば、どうやらここは賃貸で借りているので分からない様なんですが、大家さんに今回の状況を話すと入居者さんご自身が対応するように言われてご依頼いただいたみたいです。
アルミテープはお湯側にだけ巻いてあったので、水漏れなどではなくお湯を使うと管が熱くなるかの可能性があるので、やけどしないように巻いたのでしょうか?普通はしないんですけど・・・。
とりあえずここは水漏れはしていないので、後は蛇口の裏も確認します・・・よく水漏れしている箇所にもなります。
よく確認すると取り付けの金具が錆びてきています・・・少し水漏れを起こしているようですね。この部分は水漏れに気付きにくい箇所になり少しづつ漏れてくることが多いので、気付いた時には補強板などが腐っていき、酷くなると蛇口がグラグラになってしまったり、キッチンの裏がカビだらけになっていることもあります。
一度、蛇口を外して固定金具を確認してみると、結構錆びています。
蛇口の内部からの水漏れもあるようですね。このような状態になっている場合は蛇口を交換するのが良いので、お客様にご説明させて頂き、蛇口を交換することになりました。
交換するにあたって、食洗の分岐はいらないとの事でしたので、今回は分岐が無いものを取り付けします。
まずは固定金具を取り付けていきます。
この固定金具に蛇口を取り付けします。
今の蛇口は、このような上面施工が出来るものになるので、取り付けに関してはかなり簡単で楽に取り付けできます。もし、交換する場合は取り付けは簡単なのですが、取り外しす時が錆などで固着してる事もあり、困難になることが多いと思います。ネットなどで施工事例が紹介されていることが多いですが、その通りにならないことの方が多いかもしれませんね。
今回、取り付けした蛇口は【TOTO TKGG31E】です。
給水などの接続に必要ないフレキ管は取りました。要らないものは取り除き出来るだけシンプルにしたほうが接続部が減るので水漏れのリスクも減ります。
取り付け後、通水し水漏れがない確認して作業終了です。
今回はキッチンの混合水栓水栓交換作業のご紹介でした。