今回は宝塚市安倉南のお客様より、お風呂の蛇口から水が漏れているとの依頼を受け急行しました。
お客様に状況を聞いてみると、「以前から少し止まりが悪くなっていたが、気になってきたので依頼させてもらった。」との事です。水漏れは吐水口からポタポタしている感じです。
２ハンドルの蛇口なのでコマパッキンの劣化が原因だと思いますが、なんせ古い蛇口になるので本体側も気になるところです。何度かブログでも書いていますが、本来側が劣化しているとパッキンを替えても改善はしません。
本体側の劣化の多くが水漏れを起こしたときに強く締め、金属疲労を起こすことで起こります。勿論、経年劣化もあるのですが、多くはそれが原因ですね。強く締めて使っているとゴムがすり減って無くなっていきます・・・そうすると金属部が当たってしまうので金属疲労を起こしてしまうんです。
今回のお宅位、古くなっているとそうなっている可能性もかなり高くなります。本体側がダメになっていると蛇口を交換するしか修理方法は無くなってしまいます。
水栓上部を外して確認してみると、パッキンは勿論駄目ですが、問題は先ほど書いたように本体側です。本体内部を確認すると、意外に消耗しておらずパッキンの交換でいけそうです。蛇口を交換する必要はなさそうですね。
良かったです。
ただ水栓上部は水漏れていたので一緒に交換していきます。
交換後、きっちり止まるようになりました。
後でお客様と話して分かったのですが、悪くなってきたときに自分で何度もパッキンは交換していたようです。ご高齢になり自分で交換するのが面倒になり今回ご依頼いただいたようですね。早く対応していたのが本体側に負担が掛からず済んだようですね。大切に使っておられたのが蛇口の状態で良くわかります。２ハンドルや単水栓の蛇口はきっちり消耗品を交換していれば３０年位普通に使えることが多いです。
逆に面倒くさがり無理に使っていると寿命を縮めてしまいます。どんなものでもそうだと思いますが、メンテナンスをしっかりしていると長持ちするのと一緒です。
水漏れなどを確認した場合は出来るだけ早く対応することで費用も少なく済んだり長持ちするので、早い対応が良いです。
今回は簡単なことで改善したので良かったです。
今回はパッキン交換のご紹介でした。
