今回は三田市つつじが丘北のお客様より、洗面所の排水から水漏れしているとのご依頼です。
洗面所の排水の水漏れの場合は、排水パイプからか排水のオーバーフローなどが考えられますが、実は蛇口の水漏れなんてこともあります。洗面台は蛇口の水漏れでも排水の水漏れでも収納場所で起こる為に、お客様では判断が難しくなり間違った依頼内容の場合も良くあります。勿論どちらでも対応できるので、構わないのですが・・・。
実際に依頼内容と違うことは、どこの水回りでもよくあることなので、結局は実際現場で確認してからになりますね。ただ今回は分かり易い原因でした。
現場は戸建てでは、よく設置されている750の洗面化粧台です。
洗面下はバケツで漏れてくる水を受けていました。
原因はこの箇所になります。
洗面を見たときに排水栓に違和感を感じたので手で触ってみると写真の状態に・・・排水栓が完全に壊れてしまっています・・・ここがこんな状態になる事も珍しいですが、お客様にお聞きすると「少し前からこの状態になってしまって、しばらくはそのまま使えていたのですが、昨日あたりから水漏れしてくるようになった」との事でした。こうなった原因自体は分からない様です。ただの劣化か施工時の締め付けが強すぎて負担がかかってしまったのか・・・ここが壊れると勿論パッキンなども外れてしまうので、排水するたびに水漏れはしてしまいます。しばらく使えていたのは、この部分が締め付けて取り付けしてあるので、一部破損してもパッキンがうまく付着でもしていたのでしょうか? なぜ使えていたのかは、正直分かりません。
とりあえず完全に排水栓が破損してしまっているので、Sトラップを交換するしかなさそうですね。
お客様に状況を説明させて頂き、Sトラップの交換になることをお伝えすると、「洗面台の交換をしてもらうことも出来ますか?」との事で、勿論対応できます。
この洗面台も18年使っておられるようで、交換も考えられていたようです。交換となれば、まずはどういったものをご希望かお聞きすると「そんなにこだわりはないので、普通の物でいい」みたいです。ただ普通というのも人それぞれになっていますので、うちで常備しているTOTOの洗面台をご提案させて頂いた所、ご了承頂いたので翌日お客様の都合も良かったので施工しました。
まずは洗面台の撤去ですが、洗面鏡は4-6点ビス止めされているだけなので簡単に取り外しできます。洗面台も給水給湯の止水栓と排水を取り外して、2点ビス止めされているので外せば簡単に取り外せます・・・洗面台は少し重いので運び出すのが大変ですが。
今回は洗面化粧台だけの交換でクロスやクッションフロアーはそのままで取り付けます。取り外した所が色変わりしていますが、新しいものを取り付ければ殆ど隠れてしまいます。
今回取り付けるTOTOの洗面台は、排水口が右奥になっているので、Sトラップも右寄りになってしまいます。排水管が真ん中の場合は少し右寄りに移設しなければなりませんが、今回は元々右寄りでしたのでそのままで大丈夫そうですね。
洗面台を設置後、止水栓をSトラップを取り付けていきます。蛇口は洗面台を設置する前に取り付けておきます。蛇口に給水給湯を接続し、洗面台は完了です。
その後、洗面台の上に洗面鏡を取り付ければ取り付け作業は終了です。
洗面化粧台はTOTOのVシリーズ750三面鏡です。ライトもLEDなので、かなり明るくなっていますね。
最後に通水し水漏れなどの確認をして作業終了となります。
今回は洗面化粧台の交換作業のご紹介でした。