今回は大阪市中央区のお客様よりキッチン下に水漏れいているとのご依頼です。
キッチン下の水漏れの場合、給水も排水も考えれますが今回はどちらでしょうか。
現場に着くと収納の引き出しが取り出してあり蛇口から水が漏れているとの事でした。
蛇口はTAKAGIの浄水内蔵型のシングルレバー水栓で、型番は【JA1030BA9N03】です。
水漏れ箇所を確認すると...
シンク下の容器に水が溜まっているのが確認できます。
蛇口にシャワーホースが付いているものには、このような容器が設置されておりシャワーホースが収納されています。
そもそもこの容器は何のために設置されているかというと、シャワーヘッドを引き出すとその部分に隙間ができます...使用中にその隙間に水が入りホースを伝って水漏れしまう可能性があり、その漏れた水を受けるために設置されているのですが、ほとんど漏れることはなく、通常この容器は空っぽの状態です。
その容器が半分くらい水が溜まってしまっているので、どこからか水漏れしていることになります。
このような症状のご依頼も多いです。
ほとんどがシャワーホースからの水漏れです...見た目には損傷がなかったとしても内部のゴムなどが損傷していて蛇口を使うたびに今回のような水漏れになります。
10年位ご使用の蛇口でよく起こる症状です。
シャワーホースの耐用年数がそれくらいになるのでしょう。
それくらいご使用であれば、この容器を確認したほうが良いです。
大体のお宅ではこの水漏れに気付かず、容器からあふれてキッチン下が水浸しになってやっと気づくことがほとんどです。
そうなると、キッチンの板材にしみ込んでしまうこともあり大変なことになることも...マンションなどの集合住宅では階下漏水の危険性もあるので、まめにチェックし早く見つけることが重要になってきます。
今回の原因もシャワーホースの劣化による水漏れでした。
上の写真でもわかると思いますが、板材に水がしみ込んでしまっています。
ただそれほど酷いわけではなく、はやく乾かしてあげれば大丈夫です。
今回の対応方法は、劣化したシャワーホース部の交換か本体の交換になります。
お客様にご説明させていただくと、今の蛇口に少し不満があるようで「浄水機能を使ったことがないのでいらない、あともう少しすっきりした蛇口にしたい..これは大きすぎる」、との事です。
浄水は確かに使わないのであれば、雑菌などの繁殖も考えられるので無いほうが良いですし使っていないお宅も結構ありますが、大きすぎるとの意見は初めてです。
この頃のの蛇口のヘッドは大きいのが主流で、しかも浄水内蔵なので仕方ないのですが...
今の浄水内蔵していない蛇口は結構スリムなタイプが多いので取り替える蛇口を確認して頂き、ご了承頂いたので交換していきます。
蛇口は上面から固定しているタイプと下面から固定しているタイプがありますが、今回の蛇口は下面からナットで固定しているタイプです。。
裏側を覗くとこのようになっています。
まず、元栓で止水し給水などの接続部を外し、蛇口内の水を抜いていき本体を固定しているナットを外せば簡単に撤去できます。
後は新しい蛇口の取り付けです。
今のキッチンの蛇口はシンク内に潜らずつけれるように、上面施工の物がほとんどです。
まず、蛇口を固定するための金具を取り付け、その金具に本体を固定します。
本体を取り付けフレキホースなどを接続すれば完了です。
通水し接続部の水漏れなどを確認し作業終了です。
今回は混合水栓の交換作業のご紹介でした。