今回は大阪府吹田市佐井寺のお客様より、トイレの排水つまりのご依頼があり急行しました。
現場に着きインターホンを押すと、高齢の女性の方が応対してくれたのですが「依頼していませんし・・・トイレも詰まっていないと」断れてしました。??? 他にご家族がいないか確認したのですが、一人暮らしのようです・・・どうゆう事なのか戸惑ってしまいます。受付で聞いた住所で間違いは無いのですが、依頼はしていないとの事でしたので、どうすることも出来ず最後に聞いていた電話番号に電話してみると男性の方が出られ事情をお話しすると「今向かっているので少し待ってください」との事でした。
どうやら依頼したのは息子さんのようで何も知らされていなかったようです。
しばらく待っていると息子さんがこられ事情を聞いてみると、「トイレは詰まっているので見てもらっていいですか?」と、やはりトイレは詰まっているようです。
確認してみると、トイレはこんな感じで床も濡れていました。
便器から溢れてしまったのかと思ったのですが、そうではなく床の排水口から排水が上がってきたようです。
在来のトイレになるので床はタイルです・・・水で掃除した時のために排水口があるのですが、そこから排水が上がってきたようです。 という事はトイレで詰まっているわけではなく、排水管で詰まっているようですね。トイレの排水マスを確認してみましょう。
確認してみたのですが、排水マス自体には異常はありません・・・ここからトイレまでの排水管内で詰まっているんでしょう。 お客様にも説明し、この排水マスから高圧洗浄を行い詰まりを解消していきます。
洗浄していくと溶けていない紙が出てきました。。詰まりの原因はお掃除シートを流してしまったことだと思います。しばらく洗浄を続けると何も出てこなくなったので、もう大丈夫でしょう。
トイレの戻り排水しようとレバーを動かすと空回りしていて排水できません。息子さんにお伝えすると「色々不具合があるようなことは言っていました・・・悪いところは直してください」との事です。 息子さんも一緒に住んでいるわけではないので、はっきりは分かっていない様です。
トイレを確認していくと、30年以上使っているので悪いところは色々あります。後はどこまで修理してくのかお客様と相談していきます。 一番、心配なのが便器を固定しているボルトが錆びて全く効いていません・・・この状態だと便器が動いてしまい排水時に水漏れする恐れもあります。
それを直そうとすると便器を外しての作業になりますし、ここまで古いと外したことによって交換しなければいけないものも増えてくる可能性も大いにあります。正直、そこまでやるのであればトイレを交換して方が良いのではないかとも思います。
便器、タンクを外して修理し戻すのか、新しいトイレを取り付けるのかになります。ある程度長く住んでいくことを考えるのであればトイレを交換したほうが絶対にいいですね。
お客様にもしっかりご説明させて頂くと「そうですね・・・私も交換したほうが良いと思います。」と、ご依頼いただきましたので即日交換しました。
今回は排水芯の移設も行います。
床は構造用合板を上貼しCFで仕上げます。後はトイレを設置すれば完成です。
今回はお客様のご希望でTOTO製のトイレで普通便座を取り付けました。なかなか綺麗に仕上がったのではないでしょうか。お客様にも喜んで頂けたので良かったです。
ご依頼いただき有難うございました!!