今回は大阪府吹田市岸部北のお客様より、トイレの水漏れしているとのご依頼内容になります。
到着後、詳しく状況をお聞きすると「便器内の水漏れとウオシュレットも使うと床に水が漏れてくる」との事です。
トイレはTOTOのSH670BAで15年程お使いのようで、ウオシュレットはTOSHIBAで4年ほど前に交換したようでした。便器内の水漏れはこのタイプのタンクであれば、排水弁パッキンの劣化が原因だと思いますので、まずはタンク内を確認していきます。
排水弁のパッキンを触ってみるとドロドロに溶けているので、やはりパッキンの劣化による水漏れで間違いないようですね。次はウオシュレットの水漏れの原因を調べてみます。使った後にトイレ右側が濡れてしまうようです。床にはペット用のトイレシートが敷かれていて、取ってみると床も濡れていました。このウオシュレットは貯湯式になるのでタンク内の水が漏れてくることもありますが、使用して4年です・・・水漏れはしなさそうですがどうでしょうか?
ウオシュレットの周りや一度外して確認してみましたが漏れていそうな箇所はありません。何が原因なんでしょうか・・・一度、洗浄ボタンを押して水の出方なども確認してみます。
手で出てくる水を抑えながら確かめると・・・水が出てくるタイミングがおかしいです。洗浄ノズルが出てくると同時に水が出てきます。通常は洗浄位置まで出てきてから水が出るのですが、すぐに出てきます。洗浄ノズルの不具合が今回の水漏れの原因のようですね。ただ、修理は出来ないので、メーカーに相談して頂く様にお伝えしたのですが、交換してほしいとのご希望があり、タンクの修理と一緒にウオシュレットも交換することになりました。
車には同じTOSHIBAのウオシュレットが積んであるのですが、確認してもらうと「それで構わない」との事でしたので、早速交換していきます。
まずはタンクに排水弁パッキンと同時期に悪くなることが多い、ダイヤフラムも一緒に交換していきます。
古い排水弁パッキンはかなり傷んでいるのが分かりますね・・・溶けてくるとこのようにざらつきが出てきて隙間が出来るために水漏れを起こしてしまいます。
パッキンとダイヤフラムを交換して、次はウオシュレットです。
今回は袖リモコンになります。ウオシュレットを交換後、通水しタンク、ウオシュレットの確認をし問題ないようなので作業終了となります。
今回のタンクの水漏れや水が出なくなったなどのトラブルは同じ作業で改善します・・・大体、10-15年程で起こる症状になります。 TOTOのこのタイプのタンクではよくあることですが、簡単なパッキンの交換などでほとんどは改善します。ウオシュレットに関しては、寿命が8年なので早い感じになりますね・・・物には当たり外れがあると言いますが、今回はそんな感じだったのでしょうか・・・・。
今回はタンクの修理とウオシュレットの交換作業のご紹介でした。それではこの辺で失礼します・・・。