今回は宝塚市中洲のお客様より、屋外の給水管から水漏れしているとのご依頼です。
お客様に水漏れしている場所に案内してもらい確認すると、給水管が完全に折れてしまっています。
水漏れどころではない状態です・・・お客様に事情を聞くと「バイクを止めようとした時に当たってしまい折れてしまった」との事です。ちょうど玄関脇になるのですが、露出配管になっているので当たってしまったようですね。凄い水が噴き出してきたので、すぐに元栓を止められたみたいです。
元栓ですぐに止水したのは良かったですね・・・この仕事をしていて思うのですが、意外と水道メーターの場所を把握している方が少ないです。作業するのに元栓を止めようとお客様に水道メーターの場所を聞くと分からないと言われる方が結構多いですね。私たちはある程度の場所は予想できるので、すぐに見つけれますが、知らないと見つけることも困難になってしまうかもしれません。
もし、水道メーターの場所が分からない方は、一度確認しておいた方が良いです。水漏れなどを起こした場合はとりあえず止水さえしてしまえば、状況が悪化することもありません。止水し水漏れが止まればそこから冷静な判断も出来ますが、いざという時、水道メーターの場所を分からず水が出っぱなしになっているとパニックになり、冷静な判断も出来ませんし、状況も悪化してしまいどうすることも出来くなってしまいます。
さて、今回の状況ですが給水管の根元の継手部分で折れてしまっているので、ここからやり直すことは出来ません・・・コンクリート部分を斫って埋設部分からやり替えないといけませんね。
お客様に作業内容をお伝えし、早速作業していきます。
やり替えに必要な部分のコンクリートを斫って、一部給水管を撤去していきます。
新しく給水管を繋いでいきます。
繋ぎなおせれば接着するまでの時間を置き、通水し水漏れが無いか確認します。
水漏れが無ければ、斫った場所にコンクリートを打ち、露出している給水管に保温材を取り付けていきます。
これで作業は終了になります・・・これくらいの修繕であれば時間もかかりません。
露出している配管ですが巻き付けている保温材は勿論凍結の予防ですが、直射日光を避ける目的でもあります。
たまに保温材が破れて給水管がむき出しになっているお宅を見かけますが、給水管に直接日光が当たってしまうと劣化を早め、耐久性が無くなってしまい破損する恐れがあります。
関西中心部などは給水管がむき出しになっていても、冬場に凍結することも少ないでそのままにしてしまいがちですが、寒波が来ると一気に凍結し耐久性を失っている給水管は破損してしまいます。何でもそうなんですが、メンテナンスは大事になってくると思います。一度、点検し破れている箇所があれば保温材をやり直しておく方が良いですね・・・ホームセンターにも売っており、簡単に巻きなおすことは出来ますので・・・。高所など危険だと思う場所や自分では無理だと思われるのであれば、業者にお願いすることをお勧めします。
今回は給水管の修理のご紹介でした。