今回は宝塚市仁川高台のお客様より、洗濯蛇口から水漏れしているとのご依頼です。
基本的に洗濯用蛇口は単水栓の場合が多く、修理などは簡単なことが多いです。漏れている箇所がハンドルのつけねの場合は水栓上部の三角パッキンが劣化して起こり、閉めているときは水漏れしないのですが開栓すると漏れてきます。給水ホースとの接続部が水漏れしているときは、蛇口の不具合ではなく給水ホースのOパッキンが原因のことが多いです。混合栓でも２ハンドルタイプが殆どなので一緒ですね。
後、洗濯用蛇口ではない場合、給水ホースを接続するのにニップルをスパウト部に取り付けが必要になりますが、ここも劣化で水漏れすることがあります。マンションなどに多い埋め込みタイプの物はメーカー対応になってしまいますね。
今回はどこからの水漏れでしょうか？
現場はかなり古い住宅で、後でお客様に聞いたのですが、築５０年位経っているようです。なので洗濯場も屋外にありました。蛇口もかなり古くなっている二口の単水栓ですね・・・見た感じどこで漏れていてもおかしくない感じですが、お客様に漏れている箇所も聞くと水栓上部のようですね。
先程のお伝えしたハンドルの付け根部分です。最近、洗濯機を買い替え設置した業者さんに水漏れしていると指摘があったようです。このパターンは結構多いです。洗濯の蛇口は開栓しっぱなしになっていることが多いので閉めることが殆ど無いと思います。そうするとハンドル部分が固着し固くなってしまうのですが、洗濯機の設置時、水を止める必要があるので閉めてしまうのだと思います。ただ固くなっているものを無理に動かすと開栓したときに水漏れしてしまうんです。今回もそのような感じではないでしょうか？
この蛇口も３－４０年位は経っていそうなんで仕方ないんですが・・・逆に今まで修理無しで使えていたのが凄いです。
今回の水漏れは三角パッキンが原因なので交換すれば改善すると思います。ただ接続のニップルやほかの箇所を考えても洗濯用の蛇口に交換したほうが良いので、ご提案させて頂いたのですが、三角パッキンの交換だけいいとの事でしたので、早速交換していきます。
三角パッキンを交換しる場合、値段も変わらないので水栓上部を丸ごと交換するようにしています。材料を用意し元栓で水を止めて作業にかかろうとすると、お客様が「やっぱり、蛇口の交換でお願いできますか？」との事です・・もちろん大丈夫ですし、そっちの方が絶対にいいと思います。
ただ交換する蛇口を洗濯用ではなく、普通の蛇口が良いようです・・・洗濯だけではなく、ほかの用途にもつかいたいみたいですね。その為、洗濯用の蛇口を取り付けしてしまうと緊急止水弁が付いているので給水ホースを取り外すと水が出ません・・・なので普通の蛇口が良いようです。
今回は万能水栓を取り付けり事になりました。勿論、接続のニップルも取り付ける必要はあります。
散り外しに関してかなり古いものになるので気になりましたが、案外簡単に外れてくれました。まだ蛇口を取り付ける給水栓も大丈夫のようです。
後は万能水栓にニップルを取り付け、蛇口もしっかり防水処理をし取り付けていきます。シールテープなのですが、時々お客様が取り付けたもので水漏れしてくるとのご依頼がありますが、原因がシールテープの巻き方が甘いか足らない場合が多いですね。しっかり巻き付ける事とシールテープは８－１０周くらいは巻いたほうが良いです。さらに気を付けるならヘルメシール（液体）も同時に使うほうが良いですね。
取り付け後、給水ホースを接続し洗濯機の試運転をして問題なさそうなので作業終了です。
今回は洗濯蛇口の交換作業のご紹介でした。
