今回は宝塚市売布のお客様より、キッチン蛇口の水漏れ依頼です。
蛇口はTOTOのTKG38BRXでビルトイン浄水器対応の混合水栓になりますね・・・水漏れはシャワーヘッド部からポタポタ水漏れしている感じです。
シングルレバー混合水栓のスパウト部(吐水口)の水漏れしているときは、ハンドル下部にあるカートリッジが劣化して起こります。よくお客様に「パッキンだけ交換して」や「パッキン交換で直るやろ」など、言われることがありますが、シングルレバーの混合水栓には、いわゆるコマパッキンなどは使われていません・・・コマパッキンが使われているのは単水栓や2ハンドルの混合水栓だけになりますね。
水漏れ=パッキン交換で直ると思われている方が多いですが、蛇口に便利な機能が増えるたびに構造も複雑になりパッキン交換だけで直るものは少なくなっています。
今回の水漏れの場合は、TOTOさんの蛇口によく使われている「THY582N」というカートリッジを交換すれば改善する感じになりますね。
お客様にお伝えすると「修理ではなく、蛇口を交換したい」との事です。勿論、交換は出来ますが、なぜなのかお聞きすると、一つは浄水機能は使っていないので取り外したい事と、もう一つの理由はシャワーホース付きの物が良いらしいです。
この蛇口はシャワーヘッドになっていますがホースはついておらず、悪くなって蛇口を交換する場合はついている物にしようと思っていたようです。浄水機能に関しては確かに使っていないお宅は多い気がしますね。使っていないものは取り外したほうが良いと思いますし、何よりシャワーホースが付いている物にしたいことが大きな理由のようですね。
システムキッチンになってからはシンクが広くなっているので、掃除のときなどはシャワーホースが付いているほうが便利にはなります・・・稀にシャワーホースの水漏れなどでご訪問すると、シャワーホースは使っていないので無いものに交換したいと言われることもあるので、人それぞれなのですが・・・。
今回、交換することは決まっているので、在庫している蛇口を確認してもらい、ご了承頂けたので早速交換していきます。
まずは、既設の蛇口と浄水のカートリッジを取り外していきます。
後は取り付けです。
蛇口はLIXILのSF-HB452SYXになります。取り付け後、水漏れなどの確認をし作業終了となります。
上面施工になってからは本当に取り付けが楽になりましたね。取り付けやすくなったのでご自身で交換される方も増えました。蛇口の交換は取り外しの時がどうなるかによって施工時間や難易度が大きく変わります。
取り外しがスムーズにいけば交換作業が簡単だと感じられると思いますが、取り外しの際にイレギュラーが起こると難しく感じると思います。錆などが回って取れにくい物や固く取れないもの色々ありますが、イレギュラーに対してはそれなりの工具や知識が必要になることも多いので、ご自身で交換される際は細心の注意をし、無理な場合は業者に頼むほうが良いですね。無理に交換しようと状況が悪くなってしまったお客様は結構多いので・・・。
今回はキッチンの混合水栓水栓交換作業のご紹介でした。