今回は宝塚市大原野のお客様よりトイレが詰まって流れないとのご依頼です。
現場は整備工場の事務所にある和式のトイレですが、お客様に状況を聞くと以前からよく詰まっていてラバーカップを使い凌いでいたが、あまりに詰まるので見てほしいとの事です。現状流れはするのですが、確かに引き込みが弱いです。通常、和式の便器内で詰まることは、ほとんどないので屋外の排水マスを確認してみます。
トイレのちょうど裏側に回ると排水マスがあったので確認しましたが、何の異常もありません。このマスからトイレまでの排水管の長さが１－２ｍほどなので、排水管内で詰まっている可能性は低いです。便器内で何かしら異物が詰まっているのかもしれません。まずはいつも通りローポンプで作業してみます。
しばらく作業してみましたが圧もかかりにくく変化がないので、パイプクリーナーも使ってみましたが、やはり変化なしです。薬剤を使いもう一度作業を繰り返しましたが同じです。
今度は床の排水口から電動トーラーを使って作業してみます。
ん～これでも駄目です。ここまで作業しても何の変化もないため、屋外の排水マスから高圧洗浄機でチャレンジしてみます。
洗管ホースを入れていくとすぐに便器の出口ぐらいで止まり入らなくなります。どうやら便器の淵に洗管ホースがぶつかっているような感触です。何度出し入れしても結果は一緒でなんの変化もありません。洗管ホースがスムーズに便器下まで入っていくので、やはり排水管内の詰まりではなく、便器内で詰まっているのは確定なんですが・・・どの作業しても変化がないので困りました。
最悪、便器を外さないといけなくなるのですが和式の便器を外すのは、けっこう大変な作業になってしまいます。何とか高圧で改善しないかとしつこく出す入れすると、便器内に入っていったようで洗浄音が籠った音になりました。何か詰まっている部分に入った証拠です。その部分を洗浄していきます・・・すると何か白い塊が出てきまそた。結構な量が出てきます。
ビデオから切り抜いた画像です。
なんでしょうか？トイレットペーパーの塊でもなく何なのか分かりませんが大量に出てきます。ちょうど便器の出口付近です。とりあえず白いものが出てこなくなるまで洗浄を続けてみます。
しばらくすると白い塊が出てこなくなったので、トイレを流してみると勢いよく流れました。あの白い塊が便器の出口を塞いでいたようです。整備工場なので何か薬品やらを流していないかと思いビデオの映像を確認してもらったのですが「なんなんやろう．．．心当たりはないなぁ」との事でした。
糖尿などを患っている方がいらっしゃると黒いゼリー状の塊などが付着することはあるのですが、今回のような白い塊は初めて見るものでした。結局、何が詰まっていたのか分かりませんでしたが、詰まりは改善したので良かったです。
今回は和式トイレの詰まり修理のご紹介でした。