今回は川西市新光風台のお客様より、浴室のレバーが効かなくなったとのご依頼です。
このお客様は以前トイレの水漏れでご依頼いただいたリピートのお客様になります。確か築年数も15年ほどだったと思うので、サーモスタット水栓の開閉レバーがダメになってしまったのでしょう。
現場に着き確認すると、デッキタイプのサーモスタット水栓で【TOTO TMJ46C1V1】のようです。開閉レバーを動かそうとしたのですが、固くなって全く動かないです。
止まらくなってしまったり、動かしても水が出ないような症状が多いですが、今回のような状態になるのは珍しいですね・・・お客様に聞くと、昨日突然このような状態になったらしいです。
開閉ユニットが何らかの理由で今回のような状態になっているので、開閉ユニットの交換が必要になるます。型番から追って調べてみると、【TH577-6】という部品になるようですね・・・15年経っていることもあり、修理と交換のお見積もりをさせて頂きご説明したところ、「ここも悪くなってきているので、蛇口を交換してほしい」との事で、スパウトの付け根が悪くなっておりグラグラになっていて水も漏れてくるようです。このタイプのスパウトは根元が弱いですね・・・今回のようなことがよく起きています。なので最近のスパウトは形状が変わり強くなっています。
交換のご希望ということなので、早速作業していきます。
まずは点検口から給水管などの接続状態を確認していきます。
給水管などが直管の場合、そのままでは交換できないので給水管の加工が必要になりますが、今回はフレキ管で接続しているので、加工は必要なくそのまま使えそうです。
TOTOのデッキタイプのサーモスタット水栓は、湯水の芯々が120㎜ですがいつも通り可変式の物なので問題はないです。蛇口を取り外して、新しい蛇口を取り付けます。
シャワーヘッドはお客様が変えていたので、それを新しい蛇口にも取り付けました。最近はやりの細かい泡が出るやつみたいですね。奥様はお気に入りみたいですが、旦那様はこんなので綺麗になるのかと疑心暗鬼でした。
フレキ管の接続まで作業を終えれば、一度通水し水漏れが無いか確認します。問題なければ点検口を閉じ作業終了・・・だと思ったのですが、シャワーヘッドをシャワーフックにかけたところ全く合いません。というかほとんど入らないです・・なぜなんでしょうか?
元のホースと比べても形状はそんなに変わりません。お客様に今までこんな状態でしたかと聞くと、そんな感じだったとの事ですが明らかにおかしいです。
よくよく見てみるとシャワーフックが上下逆さまにつけられています。高いほうはきちんとつけてあるのですが、低いほうが逆さまに・・・・なぜこんな事に?
お客様も使いづらかったが初めからこうだったので、こんなものかと思っていたようです。初めの施工時に逆につけてしまっていたようですね・・・初めからそうだとそんなものかと思ってしまいますよね。この仕事していると蛇口だけでなく、何でこんな施工になっているのかと疑問に思うことが結構あります。
逆さについていると使い物にはならないので、一度取り外してきちんと取り付けしておきました。これでシャワーヘッドがしっかり固定できるようになりました。
簡単なことなんですが、お客様には大変喜んで頂けたので良かったです。
今回は浴室の混合水栓交換作業のご紹介でした。