今回は神戸市北区のお客様より、キッチンの排水が詰まって流れなくなってしまったとのご依頼です。
現場に着き確認の為水を流してみると、すぐに溜まってしまいゆっくり流れていく状態です。現場は戸建て住宅なので、まずは屋外の排水マスを確認しに行きます。戸建ての場合は、どこの詰まりでも宅内からの確認と排水マスの確認を必ずします。どちらの状態も確認して適切な作業を判断します。
屋外のキッチン側に回ると排水マスがありましたので中を確認すると、油脂の塊があります。このような現場はすごく多いです。ブログでも度々ご紹介している感じですね。
このマスはトラップ桝と言い、キッチンから流れてきた油を排水管に流れていかない様、留める為に設置されています。なので定期的に溜まった油脂の塊やゴミを取り除いてあげないといけないのですが、放置すると今回のような状態になってしまい流れなくなってしまいます。
油脂の塊が排水管を塞いでしまうんです。ここもまでの状態になってしまうと、ここからキッチンまでの排水管にも汚れが付着してしまっているので、排水管内の洗浄も必要になってきます。
築は20年位のようなので、掃除していなければこの状態になってしまってもおかしくはないです。早いお宅ですと築3年で詰まってしまった場合もある位です。家族構成や普段作る料理や排水管の作りなどで、溜まりやすさは違いますが・・・。
お客様にご説明し、高圧で排水マスと排水管の洗浄を行っていきます。
高圧洗浄機を設置し、まずは排水マスの油脂の塊やゴミを出来るだけ取り除き、トラップを外して排水管内を洗浄していきます。
排水管内からも油脂の塊やヘドロがたくさん出てきました。キッチン下まで排水管を綺麗な水が出てくるまでせんじょうしていきます。
しばらく洗浄を続けると綺麗になったようです。
洗浄後の排水マスです
キッチン下まで洗浄後、宅内から排水の確認をします。
キッチンから排水してみると、まだ流れが悪いようです。排水管内はきっちり洗浄してあるので、排水ホースも詰まっているのかのしれません。
ローポンプを使い洗浄してみると、かなり重い手ごたえがあります・・・一度排水ホースを外して確認してみます。
排水ホースを取り外しかくにんすると物凄い汚れがこびりついていました・・・排水ホースも古くなっており劣化で固くなっているので、綺麗に洗浄するよりは交換したほうが良さそうです。お客様に説明し交換していきます。
今後のことも考え、防臭キャップではなく密結での接続にしました。排水管などで完全に詰まってしまった場合、排水管と排水ホースの接続部からオーバーフローしキッチン下が排水で水浸しになってしまうこともありますが、密結での接続をしておけば今後詰まってしまった場合も、キッチン下に排水が溢れることはなくシンクに溜まるので被害が少なくなります。
排水ホースを交換後、排水と水漏れの確認をし作業は終了です。
最後にお客様にもトラップ桝の事をご説明させて頂き、定期的な掃除が必要なことや対策などをアドバイスさせて頂きました。
今回は高圧洗浄工のご紹介でした。