今回は神戸市灘区のお客様より、浴室の蛇口水漏れのご依頼です。
現場はワンルームマンションで2ハンドルの蛇口になります。2ハンドルの蛇口の場合、水漏れを起こすのはコマパッキンの劣化でスパウト(吐水口)からポタポタと水漏れをするか、水栓上部の三角パッキンが劣化し水を出すとハンドル内部から水漏れを起こすことが殆どですね。どちらにしてもパッキンを交換することで改善することが多いですが、本体側に異常があれば本体の交換になることもあります。
今回の水漏れ箇所をお客様にお聞きすると「ハンドルの下あたりから漏れてきています。」との事で、確認してみると、確かにハンドルの下から漏れていますね。水栓上部からの水漏れかもしれないので、ハンドルを動かし確認しましたが、どうも違うようです。水を出したときだけ漏れているのではなく、常時漏れている感じです。
水漏れ箇所を一度綺麗に拭き取り、再度確認すると水漏れしていたのは偏心管と本体の接続部でした。どうやら偏心管パッキンが劣化し漏れているようです・・・ここから漏れるのも珍しいです。
一度、元栓で止水し本体を外して確認してみると・・・
偏心管パッキンがボロボロになっていました・・・早速このパッキンを交換していきます。偏心管パッキンはホームセンターなどにも売られているとは思いますが、2ハンドル水栓用とサーモスタット水栓用があるので、ご自身でご購入する場合は気を付けてください。
今回はTOTOのTHY91586を使いました。
パッキンを交換し、本体を取り付けます。
初めに確認の為、ハンドルを動かした際に固くなっていて金属が擦れる音がしていたので、一応水栓上部とコマパッキンも確認してみると、かなり劣化しています。そのうちに不具合が起きてもおかしくはない状態です。
状況をお客様にお伝えしたところ一緒に交換することになったので、コマパッキンと水栓上部も交換していきます。
交換後、通水し水漏れの確認をして作業は終了となります。
今回のような2ハンドルの蛇口は浴室でもキッチンでのそうなんですが、水漏れを起こしたときは早く交換したほうが良いです。スパウトからポタポタ水漏れを起こした場合、ほとんどのお宅が強く締めて長く使われることが多く、どうしても止まらなくなってからご依頼いただきます。強く締めて使っている期間が長いと、本体側が消耗してしまい蛇口の交換をしなければならなくなってしまいます。
基本的に2ハンドルの蛇口は消耗品などをきちんと交換すればかなり長く使って頂くことが出来るものになるので、水漏れなど不具合が起きた場合は無理して使わず早く対応することをお勧めします。
交換する物はホームセンターなどで購入できるものが殆どですし、費用もあまりかからず交換作業も難しくはないです。水回りの作業をする場合は、必ず止水してから作業してくださいね。
今回は2ハンドル混合栓のパッキン交換作業のご紹介でした。