今回は西宮市東山台のお客様より、浴室の蛇口が全く出なくなってしまったとのご依頼です。
このお客様は以前に洗面の蛇口のトラブルでご訪問させていただいたリピートのお客様になるのですが、今回は浴室の蛇口のトラブルのようです・・・そんなに古いお宅では無かったので、サーモスタット水栓だと思うのですが、全く出ないということは恐らく切り替えカートリッジの不具合でしょうか?とりあえず現場に急ぎます。
2年ぶりのご訪問だったのですが、出迎えてくれた奥様が小さな赤ちゃんを抱いていました。最近生まれたようで生後三か月みたいです・・可愛いかったですね。以前ご訪問したときは、幼稚園の娘さんがいたのですが小学生になり、学校に行っているようで、今回は会えませんでした。作業中ずっと横に引っ付いて見ていた子なんですが、会えず残念です。
話を戻しますが、浴室はPanasonicのユニットバスです・・・カウンター部に埋め込みになっているタイプのサーモスタット水栓になりますね。
切り替えレバーを動かしても水もお湯も全く出ない状態です。やはり切り替えカートリッジの不具合のようですね。型番を確認すると・・・
【KVK RL9KF810T】と表示されています。Panasonicがこのユニットバス専用にKVKに発注し作った蛇口のようですが、調べてもなかなか出てこないですね。メーカーに問い合わせてみたのですが、順番待ちのアナウンスが流れるだけで待っても繋がりません・・・メーカーは本当に繋がることが少ないです。もっと対応できる回線を増やしてほしいですね。
お客様に一度メーカーに代替品や部品の確認でき次第の対応になることをお伝えすると、「今日どうにか出来ませんか?赤ちゃんもいるのでお風呂は使いたいのですが。」との事です。今日どうにかするとなると蛇口の交換しかないのですが、先ほども書きましたが、このユニットバス専用の蛇口になり既製の壁付の蛇口をつけようとしてもカウンターに当たってしまうので取り付けが出来ないんです。こうゆうところが埋め込み型の蛇口の厄介なところになりますね。
ただ、このタイプであれば埋め込みと言っても単純なカウンターだけなので取り外せば、既製の蛇口を取り付けることが出来ます。ただカウンターを取ると汚れなどが付いていると思うので汚くなる可能性もあります。その時はパネルを上張りし隠すこともできますが・・・一部カウンターを加工しようかとも思いましたが、不細工な感じになりそうで悩みます。
今日、直すとすると蛇口交換になることや、カウンターを撤去しての取り付けになるなど、作業内容をご説明させてもらいました。するとお客様が「カウンターは使っていないので撤去しても構わないが、汚れが酷いときは綺麗にしてほしい」との事なので、一度カウンターを外して確認することになりました。
こういったカウンターの取り外しは簡単です。カウンター周りのコーキングに切れ込みを入れ固定しているビスなどを外せば取れます。
底までの汚れや目立った傷はないようです。お客様にも確認してもらったのですがパネルの補修はいらないとの事なので、このまま蛇口を交換していきます。
古い住宅ではないので、取り外しもスムーズにできました。
蛇口を取った部分に多少ついている黒い汚れは水垢のようなので、拭き取ればある程度取れそうです。
新しく取り付けた蛇口は【LIXIL BF-WM147TSG】です。スパウトが短い蛇口です。
ビスの穴はコーキングで埋めておきました。
多少の汚れはありますが、中々きれいに取り付けすることが出来ました。お客様にも「今日使えるようになったので、助かります」と喜んで頂けました。これが一番うれしいですね。
今回は浴室の壁付混合水栓の交換作業のご紹介でした。